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はい毎度おなじみ夢のない若者の代表格、ダメ人間街道まっしぐらのフュートでございます。

ひぐらしやらセミやらが激しく自己主張を繰り返し、ほんの1週間あまりの一生を終えていくこのよき日々に皆様はいかがお過ごしでしょう?

もちろん自分はひたすらネットです(←ここがダメ)

まあそのような自分の夢も希望も無い現実逃避の日々はどうでもいいとして今日は8月10です。

8月10日、8月10日……?

と、心に何かひっかかりを感じてイナバウアーをしながら考えること数秒。

フ「あっ!?今日は半月8巻の発売日ジャマイカ!!」

そして発情中の牛のような動きで家を飛び出しました。

……………1時間後

半月8巻ゲットだぜええええぇぇぇぇぇ…(息継ぎ)えええええ!!

失礼、少々テンションがおかしなことになってしまいました。

だけどこの本は自分が楽しみにしていたシリーズの最終巻なのです。

もうこれは期待しないわけにはいきません。ええ期待しまくりですとも。

というわけで『半月』を熟読すること2時間

………おもしろいぞこらぁぁぁ~~~

多田コレクションを守るために病院の人々が一致団結とか可笑しすぎる(抱腹絶倒)

う~んいいねぇ(恍惚とした表情)

さてこのままじゃただの自分の頭のねじが緩みっぱなしの1人よがりっぷりが露呈されていくだけなのでそろそろ本題に入りましょう。

第二回 フュート&シュナイツが読んでいる書籍紹介ハイそこでライトアップ

というわけでもともと読んでいる人なんて皆無な日記の絶不評なコーナーの二回目ということです。

やりますよ。ええやりますとも。

前回言った第一回兼最終回を嘘から出た真にしないためにも(結構必死)

ということで相変わらずの自己満足的なこのコーナー。いっきまーす。

今回紹介させていただく書籍はこちらです。


自分的お勧めライトノベル第4位

半分の月がのぼる空 (著)橋本 紡(イラスト)山本ケイジ

まずは説明からいきましょう。


いきなり入院した。僕にとってはちょっと早い冬休みみたいなもんだ。
病院には同い年の里香って子がいた。
彼女はわがままだった。まるで王女さまのようだった。でもそんな里香のわがままは必然だったんだ……。
里香は時々、黙り込む。
砲台山をじっと見つめていたりする。
僕がそばにいても完全無視だ。
いつの日か、僕の手は彼女に届くんだろうか?
彼女を望む場所につれていってあげられるんだろうか……?

といった感じです。

説明の部分からなんとなくこの作品の雰囲気がわかりますよね。

これは普通の少年と少女が出会うだけの普通の物語です。

まあ普通といったら語弊があるかもしれませんがいきなり銀髪碧眼純白シスターが空から降ってくるわけではないし手首に金属を埋められた少女とプールで出会ったり、フレイムヘイズの少女に切り付けられたりするようなファンタジー満載な要素は全く持って皆無なのです(元ネタがすべてわかった人はぜひとも自分たちと交流をw)

それはなんらかのファンタジー要素、あるいはSF的な何かがからんでくるライトノベルの世界ではけっこう異質なものと言えます。

それでも何故この話がいいのかというと、この話には主人公の若さというか幼さみたいなものがよく出ている感じがするのです。

内容をもう少し補足説明しておきましょう。

別に何か特技があるわけでもなく、頭だって悪い。夢と言ってもせいぜい伊勢の町を出て行く(この話の舞台はなんと我々の出身地である三重県の伊勢市なのです。とはいえ伊勢に行ったことがあるのは一回だけなのですが)くらい。

そんな17歳の少年である戎崎 裕一(えざき ゆういち)は急性肝炎で入院してしまうことから物語は始まります。

高校生にとっては暇なことこの上ない入院ライフに嫌気がさしている裕一はよく病院を抜け出したりして看護士の谷崎 亜希子(たにざき あきこ)さんに見つかりナースステーションの前でひたすら正座でお説教をされる毎日を送っていたのです。

そんな中、東病棟にとある病院から転院してきた女の子の話し相手になって欲しいと亜希子さんに言われて裕一は会いに行ったわけです。

彼女は芥川龍之介が好きだということでその本を持っていったけど読んだ事の無い本の話などをされても全くわからずにあっさりと彼女の機嫌をそこねてしまいます。

裕一必死に謝ったところその少女はあっさりと裕一のことを許してくれます。………条件付きで。

その条件とは、簡単に言うと「私の言う事を聞いてくれたら許してあげる」とのことだった。

こうして裕一の奴隷生活が始まったというわけなのです。

と、こういったお話です。

感想を言いますとこのお話は十代後半あたりの人にはぜひとも読んでもらいたい作品ですね(それ感想か?)

若さ故の悩みや葛藤。それに裕一の心情や、話の所々に裕一の過去話を挿入することにより物語の雰囲気がより深くなっています。

巻が進むに連れていろんな事件が起こったりして現実のつらさや残酷さを味わったりします。

時には間違った選択をしてしまった時もありました。

それでもその現実を受け入れ、その少女、秋庭 里香(あきば りか)とともに生きていくことを誓った裕一のことがとても鮮明に描かれています。

涙を流すほどの荒波のような感動も、噴出してしまうほどのセンス溢れるお笑いもないけれど何故か心に残るというそんなお話なのです。

まあごちゃごちゃと言葉足らずな自分が語るよりも実際に手にとって見たほうがその物語を感じれると思うので感想については以上とします。

最後に名セリフあたりを3つほど。といってもこの物語はセリフよりも裕一の思いのほうを読んで欲しいかな。

「死ね! クソジジイ!」

「裕一のバカ」

「あたし、多分死ぬの」

この本に興味を持ってくださった方がこの本を探してくれることを夢見ながら、今日はこのへんでノシ
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